厚生労働省管轄の施設である国立感染症研究所は1947年に設立された国立予防衛生研究所を前身としています。日本の医療面での重要な研究施設として、病原・病因の検索や予防、治療法の研究や講習を行っています。

国立感染症研究所について

彼女の尿道炎でわかるフロモックスの尿道感染症治療

感染症として知られる病気は数多くありますが、一括りにされてしまっている割には分類しようと思うと多くの分け方があります。感染経路で分類すれば空気感染、飛沫感染、血液感染、接触感染などに分けることができ、病原体の種類で分類すれば細菌、ウイルス、原虫、真菌などに分けることができます。治療の観点からは病原体の種類で考えることが重要になります。細菌感染症の場合には抗生物質を用いることで治療ができます。抗生物質にも多くの種類があり、ペニシリン系、セフェム系、ニューキノロン系、マクロライド系などの分類があります。感染症の原因となっている細菌の種類によって有効なものと無効なものがあり、それをうまく選んで使用するということが大切です。フロモックスはセフェム系に分類される抗生物質であり、グラム陽性菌やグラム陰性菌の多くに有効であることが知られています。フロモックスは泌尿器科や婦人科で処方されることもあり、尿道炎や膀胱炎において比較的よく用いられるものです。しかし、性病が原因で尿道炎となっている場合にはフロモックスは有効でない可能性があり、男性の尿道炎の場合には注意が必要です。フロモックスはクラミジアに対しては著効を示さないからです。性器クラミジアは男性の尿道炎の原因になりやすく、女性ではあまり発症しません。男性からすれば彼女の様子を聞いてみると疑いを持つことができるでしょう。彼女も尿道炎を発症していれば別の細菌が原因である可能性が高いものの、彼女は発症していないとなればクラミジアの可能性が高いからです。もしクラミジア感染が疑われた場合には彼女と一緒に検査を行って感染の有無を診断してもらった方が安心でしょう。